パブリックベータ:7月
次に、開発者でない一般ユーザー向けのベータが提供される。アップルは基調講演でこれを発表したが、例年どおり、最初のパブリックベータはWWDCの翌月、すなわち7月に公開される予定だ。アップルはその前に開発者向けベータを2回、多ければ3回リリースし、その最新版をパブリックベータ第1弾として提供する。この方式により、一般ユーザーでも比較的安定したバージョンを利用できる。ただしその場合でもベータ初期は不具合が発生しやすいため、サブ端末へのインストールが推奨される。
デベロッパーベータとパブリックベータは夏の間継続して配信され、通常は更新頻度が上がっていく。最終的に一般公開版が準備でき次第、すべてのユーザーが利用可能となる。
一般リリース:9月
アップルは例年、最新のiPhoneシリーズの発売と合わせて9月にiOSを正式公開している。2025年も変更がなければ、一般リリースは9月第3週ごろになる見通しだ。
新型iPhoneは金曜日(どの金曜日になるかは未定)に発売される予定であり、ソフトウェアはその直前、通常は水曜日に公開される。
新OSへの即時移行を望まないユーザーにも配慮し、iOS 26の一般リリースと同時にiOS 18のアップデートも並行して配信される。これにより、ユーザーは移行タイミングを自由に選びつつ、セキュリティアップデートを継続して受けることができる。
この並行アップデートは少なくとも10月末から11月頃まで続く見込みであり、最終的にiOS 18向け追加アップデートは打ち切られ、最新状態を保つ唯一の方法がiOS 26へのアップグレードとなる。この頃までにはiOS 26の安定性も十分に確保されているだろう。
このOSは2025年モデルのiPhoneだけでなく、それ以前に発売された多くのiPhoneにも対応する。ただし、WWDCで発表されるすべての新機能がすべてのiPhoneで利用できるわけではない。たとえばApple Intelligenceは現時点でiPhone 16シリーズ、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxでのみ利用可能だ。