アップルの次期iPhone用オペレーティングシステム「iOS 26」が発表されたばかりだ。その数多くのアップデートにはPhoneアプリの刷新も含まれており、新デザインに加えて、電話にまつわる二大ストレス――詐欺電話と延々と流れる保留音楽――に対処するふたつの新機能が導入される。
iOS 26は7月にパブリックベータ版が公開され、秋に一般リリースされる予定である。開発者であれば、すでに本ソフトウェアを試用できる。
いつかは試すことになるが、主要なふたつの新機能は次のように動作する。
着信音を鳴らさず自動応答し振り分ける「通話スクリーニング（Call Screening）」
この機能をオンにすると、不要な電話や詐欺電話から利用者を守ることができる。登録のない番号からの着信を検知すると、iPhoneが着信音を鳴らさず自動で応答し、利用者の邪魔をしない。
端末は発信者に名前と通話目的を尋ねたうえで利用者へ取り次ぐ仕組みであり、この時点で多くの自動ダイヤルによる迷惑電話は勝手に切れると見込まれる。
発信者が質問に答えた場合――正当な発信者でも新しい番号からかけている可能性がある――その回答はテキストに変換され、iPhoneの画面に表示される。利用者はこの情報を参考に、電話に出るか無視するかを判断できる。
保留中の通話相手が応答可能になると教えてくれる「保留アシスト（Hold Assist）」
こちらはさらに実用的な機能かもしれない。旅行代理店や公共料金会社などに電話して保留にされた際、iPhoneが保留音楽を自動検知する（機械の方が人間の耳よりもそのような迷惑な音に耐性があることを願うばかりだが）。
続いてiPhoneは「待機しますか？」と確認し、了承すると通話を切らずに保留音だけをミュートする。利用者はiPhoneを他の用途に使ったり、ポケットにしまったりできる。
オペレーターが応答可能になるとiPhoneがそれを感知し、着信音で知らせて通話に戻るよう促す。同時にシステムはオペレーター側に、利用者がまもなく応答する旨を伝える。
すべて素晴らしい機能だ。筆者としては、利用者が通知に素早く反応しない場合に次の顧客へ進んでしまうオペレーターがいる可能性だけが気掛かりだが、それ以外に懸念はない。
これらは、iOS 26がアップグレードに値する、十分な動機になると筆者は考える。
