アルバム『From Zero』の数カ月間にわたるプロモーションの後、リンキン・パークは3つの新曲を含む同アルバムのデラックス・エディションを発表した。その内のひとつである『Up From the Bottom』は、数週間前からビルボードチャートにおいて順位を着実に上げている。
今週、同曲はまだ制覇していなかった2つのランキングでトップに躍り出た。これにより、『Up From the Bottom』は1位タイを脱し、米国で最も競争の激しいランキングのひとつで単独首位の座を獲得した。
リンキン・パークは2017年にボーカルのチェスター・ベニントンが亡くなって以降、7年間、バンドとしての活動を休止していたが、昨年9月に活動を再開していた。
『Up From the Bottom』が1位を獲得
『Up From the Bottom』は今週、Alternative Airplayチャートで先週の3位から1位へと順位を上げ、先週のみ1位を獲得していたジョナ・ケイゲンの『God Needs the Devil』に取って代わった。これにより、同曲は全米のラジオ局で最も多く放送されたオルタナティブ・ロックを集めた同チャートにおいて、初登場から8週目にして首位に立つことに成功した。これは驚くほど早い上昇である。
通算首位獲得回数は14回
リンキン・パークがAlternative Airplayチャートで首位を獲得するのは、これで14度目のことだ。これまでリンキン・パークは、ケイジ・ジ・エレファントおよびグリーン・デイと通算13回首位獲得のタイ記録を持っていたが、今回の首位獲得により、この記録でも他の2組を突き放した。
少なくとも現時点において、Alternative Airplayチャートにおける通算首位獲得回数でリンキン・パークを上回るグループは1組のみだ。レッド・ホット・チリ・ペッパーズである。
『The Emptiness Machine』に続くヒット
アルバム『From Zero』に収録されたシングルは商業的に大成功を収めたが、Alternative Airplayチャートで1位を獲得したのは、『Up From the Bottom』の他には1曲のみだ。2024年9月にデビューした『The Emptiness Machine』は、そのわずか数週間後に1位を獲得。同曲は、その後5週間にわたり首位をキープしていた。同じく収録曲の『Heavy Is the Crown』も、トップ10圏内の6位を記録している。
複数のロングラン記録
史上2番目に多い首位獲得回数であることに加え、リンキン・パークによる複数の曲が同チャートにおいて長期間1位を獲得している。『What I've Done』は、彼らにとって最長記録となる15週連続1位を獲得。『Numb』と『New Divide』はどちらも12週連続で1位を獲得した。