健康

2025.05.29 09:15

仕事のパフォーマンス低下は栄養不足か ストレス対策3つの鍵

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どんな人でも何らかのストレスを抱えて生活していると思うが、ストレスと食事や睡眠、運動との関係性をファンケルが調査・分析し、結果を公開している。

それによると、ストレスを感じている人は30代がもっとも多く、「イライラしている、怒りっぽい」状態が多いようだ。特に30代の女性は、その傾向が強く半数がその状態だと回答している。

そこで、30代女性に注目しストレスがあると回答した人と、そうでない人を比較すると、尿検査による分析から鉄分が低い傾向にあったという。

全年代を対象にストレスと飲食物との関係性を分析したところ、「全粒穀物(玄米、発芽玄米、雑穀、全粒粉パンなど)」の摂取頻度が週1回以上の人は、週1回未満の人に比べて、ストレスを感じている割合が低かった。ほかにも「週2回以上」の運動習慣(1回30分以上の運動)のある人は、「ほとんどしていない」人に比べて低かったり、睡眠時間が「6時間以上」の人は、「6時間未満」の人と比較して低い傾向にある。

また、「加糖飲料」の摂取頻度が毎日1回以上の人は、毎日1回未満の人に比べて、ストレスを感じている割合が高い傾向にあった。ほかにもストレスを感じる人は、肥満(BMIが25.0以上)の人は標準(BMIが18.5以上25.0未満)に比べて高い傾向にある。

こうしたことから、鉄分をしっかり摂取しつつ、全粒穀物を食べながら加糖飲料は控え、適度な運動をし、睡眠をしっかりとる、というのがストレスから逃れる有効な手段となりうる。とはいえ、なかなかすべてを実行するのは難しいが、最近ストレスを感じていると思ったら、食生活や睡眠、運動を見直してみるのがいいようだ。

出典:ファンケル「パーソナルワン尿検査・食習慣・生活習慣アンケートの回答」より

文=飯島範久

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